「要介護認定を受けるには?」手続きまとめ

意外と知らない要介護認定

「要介護認定を受けるには?」手続きまとめ class=
要介護認定の手続き、申請、訪問調査、手続きについて流れをご紹介します。アルツハイマーを一例としてあげていきます。私の祖母はアルツハイマーでした、まず「アルツハイマー」などの病名の診断を受けないといけません。その為に病院を受診してください。物忘れ外来などありますが、意外と簡単なのが脳神経外科に受診すること、脳の萎縮や記憶について障害が見受けられた場合、そこで診断書をお願いします。診断書を持って、市役所の介護福祉の窓口に行って相談してください。先に相談窓口に行っても門前払いの可能性があります。
診断書をもち、次にケアマネージャーをさがしてもらいましょう。ケアマネさんが申請に必要な書類から手続きまで一緒にやってくれます。
今後の介護のプランなども立ててくれます。訪問調査の際は何が困っているのか、アルツハイマーならば問題行動はなにかを具体的に、どこどこが辛い、徘徊が酷い、物の開け閉め、被害妄想、などをきちんと伝えましょう。要介護認定がおりるのが1ヶ月~2ヶ月程度です。

施設などにお願いしたい場合

要介護認定を受けた後の介護です。自宅で毎日介護を自分たちで行っていくのはとても大変なことだと思います。
そういうときは、施設などを上手く利用し、自分自身の負担を減らすことが重要になります。
訪問介護・デイサービス・ショートステイなどがうけることが比較的早くできると思います。
訪問は、自宅で介護者の料理や掃除などを手伝ってくれます。手伝ってくれるのはあくまで認定を受けている本人の事だけなので他の家事などはしてくれません。
デイサービス。これは要介護認定の手続き後ケアマネさんがついていれば選りよう出来ることが多いです。車で介護者を自宅まで迎えに来ているサービスです。朝8時頃送り出し、お風呂、昼ご飯などを食べさせてくれ行事なども豊富。17時頃にお迎えの車が自宅まで来ます。世話する側が1日自由に家を空けたいな、リフレッシュしたいなというときに利用可能です、要介護認定のレベルに応じて利用回数がきまります。
最後に、ショートステイです。デイをうけているとショート先をケアマネにお願いしていれば週の何回かだけショート先で泊まり、食事管理をしてくれます。これも要介護認定のレベルに応じて利用日数が決まってきます。

要介護サービスの計画のたてかた。

要介護認定を受けた後の介護サービスの計画は、基本的にケアマネージャー産を通して一緒に決めていきます。
予算、施設の雰囲気、どんなサービスを希望しているのか等を具体的にケアマネージャーに出し、介護者、家族が一緒になって決めていく形になります。
週の基本はデイサービス・週末だけショートステイを利用したいなど具体的に案をだしていくといいかもしれません。
年金の範囲でやりくりできる状態にケアマネージャーさんが組んでくれます。
介護サービス計画のなかには、口腔ケアをしっかりしてほしい、排泄時ふきかたが足らないから確認をしてほしい、お風呂誘導をお願いしたい
などの具体的なお願いも可能です。一番辛いのは排泄とお風呂が大変になってくると思います。ここは一番重視してお願いしておいた方がのちのちにとても役立ってきます。ケアマネージャーさんも重要ですが、自分自身で本を買ってあらかじめ知識を入れておくことも必要です。

2015年度からの改正など

“要介護認定も今年度からいろんな点で変わってきています。
なるべく要介護認定にならによう、要介護予備としての扱いが増えてきたり、介護サービスについてかわってきたりしています。
ケアマネージャーさんによく確認し、ショートステイを使うときは要介護認定が3より2の方が負担が少ないという場合もあるので、
きちんと、確認をしてみたほうがいいかもしれません。
漫画、ヘルプマンというものがあります。これは介護をテーマにした漫画です。私もこれで祖母の介護について知識を得ることが出来ました。
この本に出会ってなかったらスムーズに介護認定→介護サービスまではありつけなかったと思います。一人で悩まず、いろんな人に相談したり、市でも介護について相談したりする窓口があります。手が空かないで外に出られない人は市の窓口に電話で相談をしてみるのも手かもしれません。施設などの入居はあたりはずれがあるので良く注意し、口コミだけでなく自分自身で何回か訪問して決めてみる方が良いと思います。

この記事を書いた人

株式会社日比谷花壇 
フューネラルプロデューサー
金澤 和央(カナザワ カズオ)
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