思い立ったらできる「終活」は?

終活を始めるタイミングは思い立ったその時です!

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終活は、自分の人生の終わりを迎えるにあたり、身辺整理や悔いのないようやっておきたいことの整理、また相続などが上手くいくようにあらかじめ詳細を取り決めておくなどの行動を意味する言葉で、高齢化社会である現代人にとってはとても普遍的で健全な活動です。
特に家族をお持ちの方の場合、家族に迷惑がかからないように身辺整理をして自分が亡くなった後に家族が余計な煩わしい事を考えずに喪に服す事ができるようにしたいと思う方がとても多く、終活は自分ができる最後のお仕事という捉え方もできます。就活に関する様々な書籍やセミナーがあり、思い立ったらその時から始めることが望ましい活動です。
終活を始めるにあたり決して遅いということはなく、早すぎるという事もありません。人はいつ命が尽きるかなんてわからないので、どんなに若くても家族のことを思う優しさの表れとして終活をすることはとても前向きで思いやりのあることです。

終活の初めはセミナーに参加して全体を把握しよう

終活を行うにあたり、どのように始めていけばいいのかわからない方のお勧めなのが、終活セミナーに参加して全体の把握を行ってから自分で始める方法です。セミナーでは就活の概要から全体の流れや詳細まで丁寧に教えてもらえるので、知識がない方でも安心して始められます。尚同じ思いを抱えて参加している方が多いので相談相手や意見を交換する仲間との出会いもあり大変いい機会です。
そしてまずはエンディングノートを書いてみて下さい。自分の人生の終焉を迎えるにあたり、自分の気持ちを整理して希望を棚卸し出来る絶好の機会です。自分自身がやり残した事、家族にしてほしい事、家族に残すべき相続の詳細など、ノートをつくる事で気持ちや考えが整理でき具体的に何を準備するべきなのかが明確にする事ができます。
エンディングノートによって明確化されたあとは実際に準備出来る事ややるべき事を行動に移して行くだけになります。

自分が亡くなる時の希望も整理しておく

実際に本人が亡くなってしまった時や、病気で寝たきりになってしまった時などに、家族の方は本人の希望がわからずどう対処していいのかわからなくて混乱するケースがあります。しかしこれも予め、緊急事態時の延命措置の希望や葬儀方法、参列者のリストなど自分の希望を整理して家族が見てわかる形にしておけば、いざという時に混乱する事もありません。スムーズに葬儀も執り行えますし、家族も安心して本人の希望を叶えてあげる事に尽力することができます。
終活をしておくかしないかの影響は、本人の最後の希望が叶う叶わないことよりも、残された遺族や周囲の方に取っていかに気持ちよく本人を送り出してもらうかということに大きく影響します。ご遺族にとってとても悲しいことであり、なるべく本人の希望するやり方や思いを叶えてあげたい時に終活をしていなければ、家族は本人の思いを得る方法を見つける事はできません。
よって、ご遺族の悲しみの負担を少しでも取り除く事ができるので、終活是非行っておくべきことなのです。

一番揉め易い相続に関してはハッキリさせておく

本人がなくなって一番揉めてしまう事は、やはり相続に関することが多く、終活で相続をハッキリさせておく事でこの問題も解決しやすくする事ができます。生前遺言書を書く前にご家族一人一人と前向きに話し合う場を持つ事が大切です。そこで一人一人の意見をしっかりと聞いた上で、本人の希望を伝え納得してもらう事で、相続に関するいざこざを起こす事なく相続させることが一番良いです。相続に関する揉め事がキッカケで、家族や親戚の関係に亀裂が入ってしまうことをさせるためにもとても重要なことです。
このように終活は自分が自分と家族、お世話になった人々に向けて最後にする事ができる感謝の思いを形にした活動であり、是非一人でも多くの方が就活を通じて自分の人生を見つめ直し、整理することが大切です。
終活に関する知識や情報は多くの書籍やセミナーで勉強する事ができるので是非、終活をしようと思い立ったらすぐに始めて見て下さい。

この記事を書いた人

株式会社日比谷花壇 
フューネラルプロデューサー
金澤 和央(カナザワ カズオ)
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