使いこなそう!シニア世代のスマホ・SNS活用法

シニアのスマホ活用状況

使いこなそう!シニア世代のスマホ・SNS活用法 class=
携帯電話が身近なものになってから数十年が経ち、現在ではシニア層にとっても無くてはならない存在になりつつあります。しかし、ガラケーと呼ばれる従来型の携帯電話を利用している人も多く、最新型のスマートフォンを敬遠してしまうシニアも少なくありません。

実際に使ってみるとスマホのほうが使いやすいというシニアは数多くいます。最近ではシニア層を対象とした簡単な操作のスマホも販売されており、積極的にスマホを使いこなすシニアも増えつつあります。

シニア層で特に人気があるのは、Webサイトの利用です。大きな画面で見やすく、知りたいことを思いついた時に手軽に調べることが出来るので、辞書代わりにスマホを使う人も多くいます。また、ネットショッピングも気軽に楽しめます。パソコンはちょっと尻込みしてしまう人でも、スマホならボタン一つで簡単に操作できるので、機械の操作に慣れていない人でも安心して使えるようです。

また、GPSを利用したナビゲーション機能もシニアには人気です。スマホの大きな画面に分かりやすいように地図が表示されるため、一目で行きたい場所が分かると好評です。

シニアのfacebook活用法

スマホで使ってみたいSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)としてシニア層に最も人気があるという「facebook」。全世界の人々と簡単につながることが出来る巨大なSNSです。

facebookは基本的に実名での登録が義務付けられています。実名性が高いため実際に知っている人のみを友達登録するのが一般的で、友達登録した相手とは気軽に電話感覚で利用することが出来ます。

facebookには「公開プロフィール」という機能があります。登録している人の公開して良い情報を誰もが閲覧できる機能で、名前以外に年齢や性別、写真などを公開することが出来ます。実名登録なので、長い間音信不通だった相手とfacebookを通じて連絡がとれることも珍しくありません。特にシニア層は、学校を卒業してから何十年も経っており、同窓会を開こうとしてもなかなか同窓生を探せない場合があります。facebookはそのような場合にも活用できます。

また、同じ趣味を持っている人を探すこともできます。人と知り合う機会が限られてくるシニアにとって、facebookは出会いを広げるツールにもなっています。

シニアのLINE活用法

スマホを利用しているほとんどの人はメールと同じくらい、人によってはメールよりも「LINE」を利用するのが一般的となっています。特に、若い世代にとってはLINEは必須アイテムとなっています。

LINEは無料でリアルタイムの会話のやり取りが出来る、とても便利なアプリです。会話のように砕けた文章でテンポ良くやり取りが出来るので、文章やたくさんの文字を打ち込むのが苦手なシニアにも簡単に使えます。

家族がスマホを持っている場合はLINEを使っている場合が多く、コミュニケーションの手段としてLINEを活用することが出来ます。若い孫とどう接しいて良いか分からないという場合も、LINEを通じて会話が増えたという実例もあります。LINEには「スタンプ」と呼ばれる画面に張り付けるシールのような絵柄もあります。可愛いものや面白いものが豊富にあり、文字を入れなくてもスタンプだけで感情を伝えたりできるのでとても簡単で便利です。写真を貼ることもできるので、買い物の途中で品物の写真を撮って相手に確認するという使い方もできます。

また、LINEは具合が悪い時や緊急時にも活用できるので、一人暮らしのシニアにもお勧めのアプリです。

シニアに役立つアプリも多い

スマホでシニア層に人気が高いのは、意外にもSNSを利用したゲームのアプリです。自分以外の他の人とつながる楽しさがある上に、頭を使うことで認知症予防に役立つと考えられています。最近では、シニア層をターゲットにした脳活系のものも数多く開発されています。

一般的なスマホは画面の表示が小さくて見にくいものもあります。そんなスマホの画面をシニア向きに大きな文字表に切り替えられるアプリもあります。シニア向けのスマホを買わなくても簡単に表示が変えられるので便利です。

見守り機能のアプリもあります。アプリによって内容は異なりますが、主にスマホの利用状況によって所有者に異変がないかチェックしてくれる機能で、長時間使用がなかった場合などに登録してある人に連絡がいくというものです。一人暮らしで家族が遠くにいる場合などに役に立つアプリです。

他にも、緊急時には助かるラジオが聴けるアプリや、目覚まし機能と天気予報が同時にチェックできるアプリなど、シニアの役に立つアプリが豊富にそろっています。

この記事を書いた人

株式会社日比谷花壇 
フューネラルプロデューサー
金澤 和央(カナザワ カズオ)
あわせて読みたい