職種や派遣される国は?シニア海外ボランティアの内容は?

シニア海外ボランティアとは

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シニア海外ボランティアは、40歳から69歳の人が2年間行う活動のことで、会社を退職した人が会社員時代に身につけた知識や経験を生かしてボランティアを行うことができます。
シニア海外ボランティアは、開発途上の国の政府機関に所属をして、その国の社会や経済の発展に力を貸します。指導を行うのは、公共・公益事業や農林水産、また、鉱工業や保健・医療の分野になります。会社員時代に培われた専門的なスキルや知識を生かすことができ、海外に貢献をすることができるのです。
シニア海外ボランティアは、海外への旅費は国際協力機構であるJICAが負担をしてくれ、住居は現地の政府が提供をしてくれます。また、決められた生活費が支給されたり、国内手当が支給されたりする場合もあります。
しかし、シニア海外ボランティアは人気が高いゆえに2回の選考を経ることになり、その合格率はたったの2割という狭き門でもあります。

シニア海外ボランティアには、どんな職種があるの?

シニア海外ボランティアは、自分の持っているスキルや経験、知識を生かして仕事をすることができ、その能力によって職種を選ぶことができます。
シニア海外ボランティアの職種は、縫製関係ですと制服やニットの縫製、製造関係の分野では、溶接や木工、金型制作や金属加工などがあるでしょう。また、自動車関係の分野では車両整備や修理、板金塗装などがあり、建設関係の分野の場合には、重機オペや修理、施工管理などです。電気関係の分野では、家電修理や電気工事などが含まれます。
その他にも、食品、農業関係の分野で野菜や果物作り、水産加工や食品衛生などの職種があったり、医療や介護の分野では保健師や栄養士、看護師や介護福祉士などの職種が設けられています。
さらには、理美容師やマッサージ師や日本語の教師、または水質検査、船舶機関やホテル、レストランのサービスの職種もあります。
このように、幅広い分野の職種を選ぶことができるのも海外シニアボランティアならではでしょう。

シニア海外ボランティアは、どんな国に派遣されるのか?

シニア海外ボランティアでは、アジアやアフリカ、または中南米や大洋州、中東などおおよそ60ヵ国で活動を行っています。
シニア海外ボランティアでは、応募の時に希望の国を2つ選ぶことができます。この場合、選考では応募者のスキルや資格、技術などを考慮して、また、相手側の国との要請を照らし合わせて、より適切な国に選考される仕組みになっています。ですから、どちらに決まってもよいという覚悟を持って行きたい国を選ぶようにしましょう。また、要請によって最低限必要な語学力は異なりますので、確認をしておくようにしましょう。
シニア海外ボランティアを行いたい場合にはその時々で募集している国が異なりますので、募集要項を確認して、まずは自分のスキルに合った仕事を選び、その要請に合った国を選ぶようにすることが必要です。発展途上の国に貢献する活動ですから、当然先進国とは違い多少不便な国もあるかもしれません。しかし、日本ではできない貴重な経験を行うことができますので、派遣されたら現地の生活を楽しみながら仕事を行うことが大事です。

シニア海外ボランティアに参加するメリットは?

シニア海外ボランティアを行うと得られるメリットが大きいので非常に人気が高くなっています。では、そのメリットとはどのようなものでしょうか。
シニア海外ボランティアを行うことで、自分のこれまでに得てきた知識や経験を生かしながら働くことができるというのがメリットの1つになります。また、会社を退職してから、やることがなくて目標を失ってしまった人にとっては、人の役に立つことができますのでやりがいを見つけることができます。
シニア海外ボランティアを行うことによって、様々な経験をすることができるのもメリットでしょう。年齢を増してしまうとなかなかチャレンジをする機会が減ってしまい、退職をしたなら尚更そのような機会は失われていきます。また、新しい仲間に出会えるということもメリットです。海外で働くことで様々な仲間と出会い、新しい価値観を身につけることができるでしょう。

この記事を書いた人

株式会社日比谷花壇 
フューネラルプロデューサー
金澤 和央(カナザワ カズオ)
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