シニア男性にも人気!趣味の園芸

定年後に園芸をはじめてみよう

シニア男性にも人気!趣味の園芸 class=
定年退職を迎えた男性が陥りがちな悩みとして「時間はあるけどやることが見つからない…」というものが挙げられます。
いままで懸命に仕事をしてきた結果、趣味と言えるものがないという人も多いことでしょう。最近は高齢者向けのカルチャースクールや趣味のサークルなどもたくさんありますが、いきなりそのような場所に足を運ぶのはハードルが高いと感じることもあります。
そんな方は、「趣味の園芸」を始めてみませんか。園芸と言ってもそう難しく考える必要はありません。まずは庭先やベランダのちょっとしたスペースを利用して一種類の植物を育てることから始めてみてはどうでしょうか。自分に合っていると思えたら少しずつ育てるものの種類を増やしていこう、といった気持ちで始めるのがおすすめです。植物と触れ合うことには癒しの効果がありますし、外気に触れながら少し体を動かすとよい気分転換にもなります。あくまでも無理をせず自分のペースでのんびりと植物と付き合ってみると、意外な楽しさを感じることにつながるかもしれません。

園芸をはじめるには

園芸を始めるには、まずは情報収集が必要です。
とはいうものの、最初は「いつ何を植えればいいのか」「最低限必要な道具は何か」といった程度の知識があれば十分です。本屋の園芸コーナーに行くと初心者向けの本や雑誌がたくさん並んでいます。できるだけ写真が多く、眺めていて楽しいと感じられるようなものを選ぶのがよいでしょう。最近はインターネットやテレビ番組でも情報を得ることができます。また、実際に園芸店に出向いてお店の人に少し尋ねてみるだけでも初心者には十分な知識が手に入ります。
熱心な方は最初から色々と勉強しがちですが、まずは最低限の知識だけで大丈夫です。実際に初めてみてから、その場その場で新しい情報を仕入れていけば良いのです。最初に知識を詰め込み過ぎて頭でっかちになるよりも、自分が育てている植物の様子を見ながら必要な手入れの仕方を勉強していくという方が初心者にはおすすめです。

園芸に必要なもの

初心者におすすめなのが、プランターや鉢を使っての園芸です。プランター栽培の場合は土を耕す必要がありませんし、狭いスペースでも園芸を楽しむことができます。
プランター栽培の場合、必要なものはそう多くはありません。種や苗、プランター、土、肥料、スコップくらいがあれば最初は事足りることが多いです。汚れるのが嫌だという人はエプロンやガーデニング用のシューズなどをそろえてみても良いでしょう。ポイントは最初から欲張りすぎないことです。足りないものは追加購入すればよいですし、じょうろなどは家にある薬缶やコップなどで代用することができます。最近は百円均一のお店でも様々なものが購入できますので、リーズナブルに必要なものをそろえることができます。
一つだけ気を付けたいことは、苗は元気の良いものを選ぶことです。植物によって良い苗の見分け方は微妙に異なってきますのでお店の人に見立ててもらうのが良いでしょう。せっかく植えた苗がすぐに枯れてしまうのはやはり寂しいものです。花や実を見るためにも苗選びは慎重に行うようにしましょう。

初めての園芸で、何を育てるか?

「趣味の園芸」において大切なことの一つが「何を育てるか」です。初心者にはやはり「育てやすい」ものがおすすめです。
花が好きな方は、パンジーやチューリップ、ペチュニア、コスモスなどが良いでしょう。これらの花はプランターでも育てやすく、季節ごとの花を楽しませてくれます。「やはり食べられるものが良い」という方には、ミニトマトや枝豆などが失敗が少なくて安心です。トマトや枝豆はおつまみにもなるので育てがいがあります。奥さまや家族に喜ばれるものだと、ハーブや薬味系がおすすめです。バジルやしそ、ネギなどはある程度放っておいても成長してくれるので栽培も楽です。お料理のアクセントになるものが自宅で収穫できるととても便利です。
初心者にも挑戦できそうなものが色々あって悩まれるかもしれませんが、選ぶポイントは「自分が育ててみたいもの」です。開花や収穫のときを想像してワクワクできるものを選ぶと育てるのが楽しくなります。
自分が育てた花や野菜は生活にいろどりを与えてくれます。一度試してみてはいかがでしょうか。

この記事を書いた人

株式会社日比谷花壇 
フューネラルプロデューサー
金澤 和央(カナザワ カズオ)
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