シニアに人気の趣味「山登り」

山登りがシニアに人気

シニアに人気の趣味「山登り」 class=
今、シニア世代は以前にも増して、非常に若々しくアクティブになってきています。
自由な時間を手に入れて、趣味に没頭したり、体力づくりのためにウォーキングやジム通いを始めるなど、楽しみながら健康や体力の維持を目標とした活動も少なくありません。

そのようなシニア世代に注目されているのが、山登りです。体への負荷は大きいですが、サークルに入ることで同年代の友人を増やすことができますし、年代の近いメンバーで登ることで自分に合ったペースで始められるという点が人気です。

山登りといっても、ハイキング程度の気軽に挑戦できるものから、本格的な登山まで、いろいろなサークルがあります。自分の体力や登山経験なども考慮して、無理のないペースで楽しむことができるようにしましょう。
無事に登れた時の達成感は大きいですし、美しい景色を眺めながらのウォーキングは、普段の散歩よりも健康に良い影響があります。

山登りを趣味にするには何から始めればよいか?何を準備すればよい?

山登りのサークルに参加したいという場合には、自分に合ったレベルのところを探す必要があります。
夫婦や友人など、気のおけない仲間で登る場合には、特にサークルに加入する必要はありませんが、できるだけ経験者と一緒に行動したほうが良いです。メンバーが初心者ばかりの時には、ガイドを雇っておくのがおすすめです。

気軽な山登りの場合には、それほど大掛かりな準備は必要ありません。
しかし、きっちりとした服や薄手の服では、山登りの途中で体が疲れてしまいますし、標高が高くなるごとに寒くなったり、紫外線に当たりすぎて疲れやすくなったり、虫や毒草などで肌がかぶれる恐れがあります。そのため、防寒ジャケットなど登山用の服装には気を配ります。

荷物は両手を開けるように、リュックサックにすべて入れておきます。
ハイキング程度であればスニーカーでかまいませんが、本格的な山登りには登山靴が必要です。

山登りの楽しみ方

山登りで何を楽しむかは人それぞれですが、初心者はまず高いところに登るよりも、景色を楽しみながら坂を歩くことを楽しめるようなることからスタートします。
普段のウォーキングとは違い、山は傾斜を登っていきますので、意外と疲れやすいです。
そのため、川の流れや季節によって変化する木々、鳥の鳴き声などの自然を堪能しながら歩くのがおすすめです。

ある程度登れるようになったら、山小屋での休憩も楽しめます。
山小屋によっては、下界では食べられないグルメを見つけることができますし、温泉を利用できるところもあり、山小屋目当てに登山する人もいるほどです。

本格的な登山は、苦痛も伴いますが、達成感もひとしおです。
危険があるときにはすぐに引き上げるのが最善ですが、目標達成のためのトレーニングも、シニア世代にとってはよい健康維持や体力増進につながります。慣れてきたら、高い目標を目指してみるのも良いです。

趣味としての山登りの注意点

山登りは、元気なうちは美しい景色を楽しむことができて快適なウォーキングです。
しかし、高い山に挑戦すると、筋肉痛や靴擦れ、脚のけいれんなどのトラブルが発生したり、高山病、頭痛や吐き気、めまいなどの酸素不足の環境による体調不良を引き起こすことがあります。
趣味として山登りをするときには、体調が悪くなったと感じたら、必ず早めに下山してください。

また、決して一人で行動しないようにすることも重要です。
山の中は意外と迷いやすいため、近場だからと一人でふらふらしていると、遭難してしまう可能性もあります。
必ずメンバーと一緒に行動し、単独行動をするときにはどこに行くかを前もって伝えておく習慣をつけてください。

さらに、山では突発的なアクシデントで怪我をすることが良くあります。
絆創膏やタオル、テーピング、水などの救急治療に必要な道具を用意しておくと安心です。

この記事を書いた人

株式会社日比谷花壇 
フューネラルプロデューサー
金澤 和央(カナザワ カズオ)
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