暑さに苦手な人におススメ!カナダでのリタイア生活

なぜ定年後の生活にカナダがおススメ?

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カナダが定年後の移住におススメな理由の一つは、ずばり「気候」です。
日本の夏は湿度が高く蒸し暑いのがお年寄りにとっては強敵となっています。
それに比べ、全体的にカナダの夏は涼しく、真夏でも30℃を越さない地域がほとんどなのです。
また、場所によっては日本同様に四季があるところもあり、季節ごとに変わっていく自然の情景を眺めながらゆっくりスローライフが楽しめるのが魅力です。

もう一つおススメできるポイントとしては、カナダという国の事情が挙げられます。
カナダは先進国の中でも特に移民や弱者(子供やお年寄り)に寛容な国で、国全体にそのような層の人々を支えていこうという姿勢が根付いています。
例えば、普段の生活に欠かせない交通機関やショッピングモール、公道を他の場所よりも優先してバリアフリーにするなど、人権尊重や福祉に関してはかなり進んでいるのも支持されているポイントです。

また、カナダの主要言語にはフランス語がありますが、もちろん英語も通じます。
言語に自信がないという人でも英単語ならわかるという人なら安心して暮らせます。

カナダでの生活費はどれくらい?

カナダに移住する際に一番気になるのは、生活費がどれくらいかかるのかというポイントだと思います。
実を言うと、それは実際に移住するところによって差が出てきます。
また、移住する人数によっても違いがあります。

しかし、おおよそ平均の月にかかる生活費は、約30万円前後というケースが多いようです。
これは都市部である程度しっかりとした家に住んだ場合になります。
これが、ダウンタウンではなく郊外に住んだ場合だともっと安く収まるでしょう。
また、住む家も特にこだわらず夫婦2人の移住なので小さい家に住めば家賃も安く済みます。

カナダの都市部は家賃も含めて高めですが、それでも日本の物価やその他生活費を考えると断然安く抑えられるところが多いです。
それに加え、上記のように無駄なコストを抑えていけば日本よりも少ない生活費で同等か、あるいはそれ以上の生活が営めるのです。
少しでも出費を減らしたいという人は、多少不便にはなりますが郊外に移住するのが好ましいでしょう。

どんなビザが必要?移住のための手続きは?

カナダに移住することが決まったら、まずはビザを発行する必要があります。
ビザとは、簡単に言えば入国に必要な個人の証明書です。
これがないと、ほとんどの国への入国は許可されません。

しかし、カナダはビザがなくても6か月間だけ滞在が可能です。
しかもこの期間は2回延長が可能で、もっとも長い期間は1年半ビザがない状態で住むことができます。
世界中の国の中にはビザ取得が非常に厳しくなかなか許可されないところも多い中、カナダのこうした寛容さが人気が急上昇している理由となっているのです。

しかし、そうしたビザなしでの滞在はあくまでも短期で旅行をする場合や勉強をする場合に限ります。
完全に移住したいという人は永住権というものを取得する必要があります。
この永住権を取得するには、移民申請を行います。
移民申請にはいくつか種類があり、職業や年齢、語学力などをポイントで換算して永住権が取れるかどうかが決まります。
しかし、カナダは移民には比較的寛容な国なのでよっぽどのことがない限りは認められると言えるでしょう。

カナダ移住の注意点

カナダは移民に寛容、永住権が取得しやすいと言っても、注意をしなくてはいけない点はいくつかあります。

まずは冬の気候です。
夏だけカナダで過ごすという人はそれほど問題はありませんが、一年を通してずっとカナダに移住するという人は冬のカナダの気候を念頭に置いておく必要があります。
夏場は30℃を越さない過ごしやすい陽気ですが、冬のカナダは日本では考えられないほどの極寒です。
場所によってはマイナス30℃にまで低下するところもあり、日本の最北端である北海道よりもかなり気温は低いのです。
おまけに豪雪地帯なので、そのような天候に慣れていない人は細心の注意が必要です。

また、移民を積極的に受け入れていて人権に配慮があるカナダでも、日本よりは犯罪率は高めです。
逆に日本が安全すぎると言えますが、実際に移住すると日本の感覚でいるとうっかり犯罪に巻き込まれるということも十分に考えられます。
あくまでも外国で、文化や価値観は違うということは常に意識しておくことが大切です。

この記事を書いた人

株式会社日比谷花壇 
フューネラルプロデューサー
金澤 和央(カナザワ カズオ)
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