人気急上昇!!マレーシアでのリタイア生活

なぜ定年後の生活にマレーシア?

人気急上昇!!マレーシアでのリタイア生活 class=
定年退職が目前に近付いてくる頃には将来への見通しも少しずつ立ってきているかもしれませんが、退職金の使い道や老後の人生設計など考えることは多岐に渡ります。趣味に使ってあとは貯金に回してこれからに役立てていこうなどいろいろと考える方も少なくないでしょう。

その未来図はどこでの暮らしでしょうか?多くの人は日本での暮らしだけを考えているのではないでしょうか?しかし、現在は定年後の海外移住も珍しいことではありません。定年退職者が日本を飛び出し海外での移住を始めるケースが増えている昨今、どのような国が人気を集めているのでしょうか?それはズバリ東南アジア諸国と言えるでしょう。インドネシア、タイ、フィリピン、なかでも特に熱が高まっているのがマレーシアなのです。

住み慣れた日本を離れ、マレーシアでの生活を始める日本人たちにとって、マレーシアにはどのような魅力が溢れているのでしょうか。

マレーシアでの生活費はどれくらい?

マレーシアの通貨はリンギットです。レートは日々変化しますが、日本円の100円がおよそ3リンギットに相当します(2016年2月)。マレーシアの物価は安いと言われていますが、海外移住国としてトップランナーとして成長した現代では一概にそうとも言えないようです。

参考に調べてみると、キャベツは1玉約109円、キュウリ2本で約89円、卵は1ダース約238円、お米は2.5kgで約442円ですが、日本米のような短粒米は倍近くします。日本国内でも売られている缶コーヒーは約132円。しかし、これはあくまでスーパーの一例であり、地域や店舗により、価格は変わっていきます。タクシーは初乗り約100円で、利用の多くなる高齢者にはうれしい価格です。家賃や水道光熱費、またガソリン代も日本とは比べものにはならないほどリーズナブルです。

このことから、マレーシアに移住した場合の生活費は月10万円以内に抑えることも可能です。

どんなビザが必要?移住のための手続きは?

マレーシアに観光目的で3カ月滞在するぐらいであればビザは必要ありませんが、長期滞在を視野に入れるとなると、どうしてもビザを取得する必要があります。海外移住者のためのリタイアメント査証制度という退職者ビザが用意されており、マレーシアの場合だと、マイ・セカンドホーム・プログラム(MM2H)というビザがこれにあたります。

パスポート有効期間内であることを条件に最長10年間使用でき(サラワク州は除く)、更新も可能です。ビザの発給料には500リンギットが必要で、これは日本円に換算すると約14,217円(2016年2月4日現在)ほどです。50歳以上か50歳未満下によって制度に違いがあるので事前によく読んでおきましょう。申込みに関しては、MM2H認可代理店を通します。

日本の家や家財道具を清算したら、必要な荷物はマレーシアへ送りましょう。完全にマレーシアでの暮らしを望まれる場合は海外転出届を出しておくと、その間に日本で税金や保険料を課税されることがないので安心です。また、マレーシアからも日本円を引き出せるよう海外送金手段を確保しておくことも便利です。

マレーシア移住の注意点

マレーシア移住生活への期待は膨らむばかりでしょうが、ここで気を引き締めておきましょう。移住する際には、気をつけておかなければならないことが幾つかあります。

先ずは自然災害です。近年では温暖化による気候変動で降雨量が増えていることから、水害や地滑りに繋がる傾向があります。周りの状況を注意深く観察し、危険を感じた時には適切な場所へ避難することが大切です。発信される緊急情報にも目を通すようにしましょう。

次いで心配なことは病気です。ここ最近で警戒されている病気はデング熱とマラリアでしょう。蚊に刺されないための対策を講じ、生魚や生水などの飲食は控えることが賢明と言えます。

最後に注意すべきことは犯罪です。外国に移住した日本人が窃盗や詐欺に遭うなど、事件に巻き込まれるケースが多発しています。遠い異国の地で同じ日本人に会ったら安心してしまう気持ちも分かりますが、相手を信頼して何もかも任せているうちに犯罪の被害者になっていたというケースもあるのです。海外で移住するためにはこの3つの危険から常に身を守るべく迅速な正しい判断が必要になることを肝に命じておきましょう。

この記事を書いた人

株式会社日比谷花壇 
フューネラルプロデューサー
金澤 和央(カナザワ カズオ)
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