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そもそも寒中見舞いとは何なのでしょうか?本来の意味は、寒さが厳しくなる季節に、相手の体調を気遣って送る挨拶状や贈り物のことです。それが転じて、現在ではさまざまな事情で、年賀状のやりとりや年始の挨拶ができなかったときに、その代わりとして送る役目として使われています。
■喪中で年賀状が送れないときの、年始のご挨拶■こちらが喪中だと知らずに年賀状を送ってくれた人へのお礼■松の内(関東では1月7日まで)に年賀状の返礼ができなかったときのお礼とご挨拶
※喪中だと知らずに年賀状を出してしまった相手へ、お詫びとして寒中見舞いを送ることがあります。しかし、喪中の場合は年賀状を出すことのみが慎むべきこととされています。年賀状を受け取ることは問題ないので、寒中見舞いは出さなくても問題はありませんが、より丁寧です。
(※時期は関東地域に準じます。)
喪中はがき、年賀状、寒中見舞い・・・年末年始にかけてはいろいろな挨拶状を受け取ります。どのようなときに、どのような挨拶状を返事として出せばいいのか?パターン別に紹介します。
■喪中はがきを受け取った場合松の内が明けたのちに寒中見舞いを出すと丁寧です。喪中はがきに対する返事を書く必要はありません。本来は、喪中の相手に年賀状を出すことは問題ありません。しかし、気にしている人もいますので、寒中見舞いを出すとより丁寧です。
■自分は喪中だが年賀状を受け取った場合喪中はがきを出していない場合、そのことを詫び、喪中であることを伝えます。
■喪中ではなく、年賀状を出すのが遅れる場合年賀状を受け取り、返礼を出そうとしたら松の内を過ぎそうだ、という場合には寒中見舞いを出します。到着が1月7日以前であれば年賀状を出します。
■寒中見舞いを受け取った場合立春をすぎてしまったら余寒見舞いを出します。年賀状や喪中に関係なく、季節のご挨拶として寒中見舞いを受け取った場合は、寒中見舞いのお返事を出します。到着が立春を過ぎそうであれば、余寒見舞いとして出します。
■お歳暮やお年賀を持参できなかったとき年末年始のご挨拶として、お知り合いや取引先へお歳暮やお年賀を持っていきます。それがどうしてもかなわなかったときに、季節のご挨拶として寒中見舞いを出すことができます。
寒中見舞いは、松の内が明ける1月8日から、立春前日の2月3日に出します。それを過ぎると「余寒見舞い」となりますので、先方に到着するのが遅くならないうちに出すようにします。(上の表を参照)
近年は、すべて印刷された寒中見舞いハガキの商品もよく見かけます。しかし、いくつかの書き方に則れば簡単に書けます。寒中見舞いだけでなく、季節のご挨拶の書状にも共通する書き方のルールがありますので紹介します。
■季節のご挨拶「寒中お見舞い申し上げます」 大きめに書きます。
■状況によって異なるメッセージ ①喪中だと知らずに年賀状を送ってくれた人への返礼 喪中のおしらせと、喪中を知らせなかったことに対するお詫び。 ※「めでたい」を意味する漢字や言葉は使わない。 ②年賀状を出しそびれてしまったとき 相手の健康を願う一文 年賀状に対するお礼とお詫び ③喪中だと知らずに年賀状を送ってしまった人へのお詫び 年賀状を出してしまったことに対するお詫び 相手の健康を願う一文。
■手書きの一言すべてが印刷されたものを使用する場合、手書きでメッセージを書いても大丈夫です。喪中はがきでは手書きのメッセージは書きませんが、寒中見舞いをはじめとした季節の挨拶状では書いてもかまいません。相手と親しくあればあるほど、形式にこだわりすぎず、近況報告などを書きます。
■住所・氏名 年賀状や一般的な書状と同じ形式です。
季節のご挨拶と聞くと、なんだか堅苦しく感じるかもしれません。しかし、重要なのは時期です。松の内が明けてから、立春までの間に出すことだけ気を付けてください。そして相手を思う気持ちも、もちろん忘れないでください。あとは形式にとらわれずに、自分の近況や相手を相手を気遣う言葉を添えたり、自分が好きなテイストのイラストが描かれているものを選んだりと、気軽に季節のご挨拶を楽しんでみてはいかがでしょうか。
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