シニア生活の住まい 「リフォーム」のすすめ

空き家を利用して中古物件をシニア向けにリフォーム

シニア生活の住まい 「リフォーム」のすすめ class=
老後の生活を考える上で重要な点であるのが、生活環境です。収入が乏しくなるため、住宅確保のための負担が増します。また体が不自由になると、これまでと同じように生活を送ることが難しいです。そこで老後を迎えるにあたり、第二の人生にふさわしい住まいを探すチャンスです。
中古住宅は、購入資金を節約するのに向いています。高齢になると、家に出てからの移動も大変であるため、生活に便利な環境にある物件を選ぶのもいい方法です。空き家の中古住宅は、たとえ外見が古く見えても、リフォームすればまだまだ使える物件が多いです
。リフォーム実施の際には、老朽化した箇所を修繕するだけでなく、老後の生活を考えて住宅設備を改良する対策が必要です。シニア向けのリフォームプランも業者では用意されていることがあり、まずは相談が大切です。プロの視点からのアドバイスは参考になることが多く、これまで見過ごしていた老後の生活で必要な空き家のリフォームのポイントについても、教えてくれます。

住宅のバリアフリー化が実現するリフォームの重要ポイント

住宅リフォームの分野で施工件数が増えつつあるのが、リフォームの施工です。高齢者が増加傾向にある日本では、障害物の少ない住宅の改良が需要として増えました。不自由な体でも暮らしやすい住宅作りが、強く求められています。
バリアフリー化のリフォームでは、トイレは改良ポイントとして重要です。足腰が弱くなると、トイレの利用が不便です。そこでトイレのバリアフリー施工の手段としては、車椅子での出入りが可能となるよう、間口を広げると利用が便利になります。またさらに、トイレの利用中に体を支えられるよう、壁には手すりを設置しておくと役立ちます。トイレは良く使う設備なため、バリアフリー化効果は大きいです。
加えて、ドアを引き戸にする方法もリフォームの一つです。車椅子での部屋の出入りに、開き戸は向いていません。そこ扉を引き戸にリフォームし、部屋の出入りの利便性が増します。ポイントを抑えた修繕であれば、バリアフリー化に伴う費用も節約でき、効率的に住宅の利便性が増します。

シニアや自然環境に優しい省エネ住宅リフォーム

環境問題は、誰もが考えなければならない課題です。省エネへの取り組みは、高齢になってからも必要です。また消費エネルギーの節約は、環境を保護するだけでなく、支出の節約にもつながります。
シニア向け住宅の省エネに向いているのは、断熱リフォームの施工方法です。高齢者は気温の変化に敏感であり、体調を左右されやすい傾向が強いです。夏は熱中症のリスクがあり、また一方で冬には、急激な温度変化が体に大きな負担をもたらします。そこで、住宅の壁面に断熱壁を施工することにより、室内の温度を一定に保つ効果が得られます。断熱性の高い住宅では冷房や暖房に必要となるエネルギーも節約できて、光熱費の支出負担が軽減します。
シニアの人たちに負担が少ない省エネ住宅リフォームは、自然環境にとっても負荷が少ない住宅です。加えてこれからの次代を担う子供たちのために、省エネで貢献できるのもうれしいポイントです。

シニア向け住宅リフォームに実績ある信頼の業者選びが大切

一般的にリフォームは、専門の業者に任せて施工してもらう場合が多いです。そのため、シニア向けの住宅改修では、多少なりとも費用負担があります。大切な老後のお金を無駄にしないためにも、信頼できる業者を選ばなければなりません。
住宅業界では、トラブルの例についてもよく聞かれます。中には、不必要な施工で無駄な出費がかかったケースもあり油断できません。リフォームトラブルを避けられるよう、シニア向け住宅リフォームの実績が確かな業者を選ぶべきです。
施主とのコミュニケーションを大切にし、意見を積極的に取り入れてくれる業者が頼りになります。全てを業者任せにするだけでなく、施主のシニア本人も、リフォームに関して勉強が必要です。どのような住宅修繕を行えば、より自身の暮らしにあった生活環境が整えられるのか、施主本人のリフォーム知識から正しい判断ができます。

この記事を書いた人

株式会社日比谷花壇 
フューネラルプロデューサー
金澤 和央(カナザワ カズオ)
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