10分でわかる!お葬式勉強会
「宗教」について

お葬式の宗教形式はお決まりですか?

日本人の場合、お葬式の時でないとなかなか宗教について考えたこともなかったという人も多いのが実際です。菩提寺のお名前はわかりますか?ご連絡先は知っていますか?意外と知らない方もいるかもしれません。
お葬式の準備を考えるにあたり、あらためて自分の家のお葬式の宗教形式を考えていきましょう。

お葬式を行う宗教形式の割合について

日本では95%の方が仏教といわれている統計もあるのですが、
実際に日比谷花壇のお葬式の宗教の傾向を見ていきましょう。

日比谷花壇のお葬式で選択されている宗教形式の割合をまとめたデータ
(2018年6月から2020年2月・首都圏)

仏教に次いで多いのが無宗教形式

一番多いのが57%で仏教形式になります。続いて多いのが無宗教形式になります。そのほかにキリスト教、神式という形式に分かれていきます。それではそれぞれの宗教形式ごとに良く質問を受けることをお伝えしていきたいと思います。

仏教の菩提寺とは何か?

まず菩提寺(ぼだいじ)という言葉はご存じですか?簡単に言いますと菩提寺とは、お寺にお墓があって、日ごろからお墓を守っていただいているお寺です。公営や民営の霊園などにお墓があられる場合では菩提寺とは言いません。まず菩提寺があり、今後も菩提寺に納骨されるというのであればそのお寺にお葬式をお願いするのが筋になってきます。

菩提寺がなく、霊園などにお墓をお持ちで特にきまったお寺と関係があるわけではない場合には当日の式をお願いするお寺をご紹介することも可能です。お布施の目安表もありますのでお気軽にご相談ください。ご紹介の場合には宗派の同じお寺にお願いをするのが一般的です。宗派がわからないなどの場合には、仏壇やお墓をみると飾られている本尊、先祖の戒名から宗派がわかります。もしわからない場合には携帯電話等で写真をとって、事前相談の際にご相談ください。

無宗教形式のポイントは実績豊富な葬儀社に頼むこと

日比谷花壇では無宗教形式という宗教者を招かずに家族のみでお送りするお別れの割合が38%というのは一般的なほかの葬儀社と比べても割合は多いと思います。私たちは無宗教形式の割合が多いということもあり、セレモニーの進行の仕方などは多数の実績があります。お別れの会なども多く手掛けてきたので、式次第の例も様々でシンプルな献花を行うお式から、生演奏などで音楽でのお葬式もあります。事例をご覧いただきながら自由に式次第を組み立てていきます。この点であまり経験のない葬儀社に依頼する際には式次第が何もない寂しいものになってしまったりする可能性もあるので注意が必要です。ご不安な点も解消できると思いますので事前相談でぜひお聞かせください。

キリスト教は教会専属の葬儀社に頼まないとダメか?

通っていた教会があり、その教会でキリスト教形式でお願いしたいなどの相談がよくあります。キリスト教の場合、教会でセレモニーを行うことが多くなりますので教会での祭壇のしつらえ方、その教会で使う式次第の印刷、進行に関するやり方を熟知した葬儀社でないと、司式しづらいとお考えの場合も多く、決まった葬儀社でないとダメなケースもあります。特に、突然時間のないときに新しい葬儀社で施行ができるかといわれると断られることもあります。

しかしながら必ずしもすべてがダメということではなく、故人の雰囲気で明るく日比谷花壇の花で送ってあげたいなど、事前の段階で教会に相談いただければ話が進むこともよくあります。私たちも教会に赴き、ご挨拶および必要な準備を確認しくことも無料で行いますのでお気軽にご相談下さい。

神式でも花祭壇が可能か?

榊(さかき)をお供えして祭壇を作るのが基本で、緑がいっぱいの祭壇をつくるのイメージがおありかと思いますが、神饌物など基本の飾りをしっかり行いながら大好きなお花を飾る神式祭壇も可能です。
花で送ってあげたいけど、神式だからお花は飾らないという事ではなく、
事例もありますのでご相談ください。上の写真は故人が大切に愛でていた
夏の庭をイメージして作らせていただいた祭壇です。知識として神式の場合は神社ではお葬式は行いませんので一般的な式場かご自宅等で行います。神道の神官の紹介もできます。

おわりに

いずれの宗教の場合ももしお付き合いのある宗教者がいなければご紹介できる方はいますのでご安心ください。明確な御礼の目安表がありますので資料をお送りいたします。一切紹介手数料もいただいていません。

各宗教の式次第などはこちらのページもぜひ参考にしてください。https://www.hibiya-lsp.com/religion/

宗教についても何か不明な点があればいつでも0120-06-3987(365日24時間)までお気軽にご相談ください。ぜひ事前に無料事前相談をご利用いただけたらと思います。

今回のお葬式勉強会の内容は下記の動画でも解説しています。

この記事を書いた人

株式会社日比谷花壇 
フューネラルプロデューサー
金澤 和央(カナザワ カズオ)
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