とても気になる!?葬儀にかかる費用の中身とは?

葬儀社に支払う費用

とても気になる!?葬儀にかかる費用の中身とは? class=
葬儀社に支払う費用で最もかかるものは祭壇です。また、最低金額と最高金額の差が最も激しいものともいえます。造花か生花かでも費用の差は出ます。造花は使いまわせるので多少は費用は抑えられます。しかし、生花の場合は葬儀終了後に参列して下さった方々に少しづつお渡しすることができるメリットがあります。
その他にかかる費用は葬儀場の使用料があり、これは式場の収容人数で変動するものです。そのほかの費用は細かなものがほとんどです。棺やドライアイス、骨壺や会葬礼状、寝台車、お線香などの他に葬儀の司会やマイクロバスの運転手などの人件費用もあります。また会席の料理や飲み物、返礼品などの費用が葬儀費用に含まれます。
地域によってはスタッフの方にお心づけや菓子折りを渡す場合もあります。

斎場や火葬場に支払う費用

斎場での費用は火葬の費用がまず挙げられます。他に火葬が終えるまでの間、親族などに待っていて頂く控室の使用料やその間の食べ物の費用がかかります。助六のような小さなお弁当を出す場合もありますが、お菓子などの場合もあります。葬儀費用とは別にかかりますので注意が必要です。飲み物も、男性はアルコール類を飲む場合が多いので、ビールや日本酒、お茶やジュースなどの費用がかかります。火葬場に参列者が多く集まる場合はやはり葬儀社に依頼するのが一般的です。
葬儀場と火葬場が別の場所にある場合は移動のためのマイクロバスと運転手の方の費用、待っている間の駐車場の利用料などがかかることになります。都会でも地方でも別の場所にあることが最近は多くなっています
斎場や火葬場に支払う費用は、葬儀社が立て替える場合も多いので、葬儀社に見積もりを依頼する際に確認しておくのがよいでしょう。

宗教者に支払う費用

お通夜式、葬儀、告別式、初七日までの読経料、来て頂く宗教者の方へのお車代などがあります。最近は初七日までを告別式と同日にやってしまうことが多くなっています。読経は、それぞれ別の物を読むのでそれぞれ費用がかかります。読経は葬儀中だけではなく火葬場でもあげて頂く場合があります。
最も金額の開きが大きいのが戒名でしょう。これは気持ち次第で上限はないにも等しいものですので遺言などが特になければ家族でよく相談して決めます。領収書が出る寺院と出ない寺院があるので葬儀費用を兄弟で割るような場合は注意が必要です。なお、菩提寺がある場合は葬儀社ではなく直接菩提寺に相談するのが一般的です。菩提寺が特にない場合は葬儀場に紹介してもらえるケースもあります。

その他にかかる費用としてはその後の四十九日のお布施、納骨、墓字などの費用がかかりますので頭に入れておきましょう。初七日用の塔婆などの費用もかかる場合もあります。

葬儀費用はトータルで考えることが重要

葬儀費用は亡くなられた場所から、ご遺体を運ぶところから始まります。その後の返礼品も一律でその場で渡す場合もあれば、金額に応じて後日、宅配で返礼を送る場合もあります。地域ごとで微妙にお返しのルールがありますので調べておけば当日迷うこともありません。その辺りの地域のルールは葬儀社では把握していないので両親や親せきに確認する必要があります。また、葬儀社、斎場、宗教者の他に参列者の方が遠方からいらっしゃる場合はそれぞれの方にお車代を渡す場合もあるので少し予算は多めに考えておくと良いでしょう。
実際にその状況になってしまうとバタバタとして葬儀社などの提案にそのまま流されてしまいがちです。
普段から、どの位の費用で葬儀を行うのかを家族で話し合っておくと安心です。費用の支払いが一か所だけではない場合がほとんどですのでトータルで考えておくことが重要です。

参考サイト: 無料で葬儀の「簡易見積り」

この記事を書いた人

株式会社日比谷花壇 
フューネラルプロデューサー
金澤 和央(カナザワ カズオ)
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