お葬式に弔電を送りたい!送る方法や例文を詳しく紹介

お葬式に参列できない場合は、弔電を活用しましょう。

友人や親戚、職場の人など親交のある方の訃報を知っても、遠方で通夜や葬式に間に合わない場合も少なくありません。また、健康上の理由などで参列できないというケースもあります。そんな時は、是非とも弔電を活用しましょう。弔電は電報サービスの一種で、通夜や葬式に参列できなくてもお悔やみの気持ちを伝えることができます。通夜や葬式、告別式で読み上げられるため、それぞれの日程に間に合うように手配をしなければなりません。お葬式に弔電を送る場合は、開始時間の1時間前には届くようにしましょう。

弔電の価格相場と手配のタイミング

葬式や告別式の後に弔電が届くのはマナー違反のため、葬式に参列できないことが確定しているならば、なるべく早めに手配をした方が良いです。弔電のメッセージ料金は、文字数によって異なります。25~40文字ほどならば、メッセージ料金は1000円以内に収まるでしょう。60文字以上になれば1500円を超える場合もありますが、配達日の3日前までに申し込むと割引になるサービスもあります。なお、受取人を連記にする場合やメッセージの書体を毛筆体にする場合などはその分の料金が加算されます。

さらに弔電にはメッセージ料金と合わせて台紙料金も必要です。弔電の台紙にはシンプルなものだけでなく、刺繍が施されたような高級感溢れるものもあります。シンプルなものならば500円程度ですが、豪華なものは3000円ほどになるでしょう。線香や押し花などを併せて送ることもでき、こういったものは1500~6000円ほどになります。どのような弔電の種類を選ぶかは、故人との間柄を考慮して決めるようにしましょう。また、故人と親しい間柄だった場合、弔電だけでなく後日香典も送ると良いです。

弔電を送る具体的な方法は?

弔電を送る方法には、電話とインターネットの二種類があります。電話での送り方ですが、まずは「115」に電話を掛けましょう。すると専門のオペレーターが対応してくれます。オペレーターの案内に従って必要事項を伝えていけば、簡単に申し込みが完了します。台紙など弔電の種類に悩んでいる方や、初めて弔電を送る方などには電話での申し込みが最適でしょう。8時から19時までの受け付けで、当日配達も可能です。一方インターネットでの送り方ですが、こちらの場合はまずは専門サイトにアクセスします。そこで台紙など弔電の種類を選択し、送付先と差出人の情報やメッセージなど必要事項を記入して下さい。

インターネットでの申し込みは、実際に台紙などを写真で確かめたい人には特に適しています。24時間受け付けているため、電話受け付け締め切りの19時までに申し込みができない忙しい人にもおすすめです。ただしインターネットでの申し込みも、当日配達希望の場合は19時までに手続きを完了する必要があります。電話での申し込みとインターネットでの申し込みのどちらの場合も、事前に弔電受取人の氏名、葬式の日時、送付先と式場名、受取人と故人の続柄を確認しておきましょう。料金の支払い方法は、電話料金との合算払いやクレジットカード、携帯電話のキャリア決済などがあります。希望する支払い方法の情報も分かるようにしておいて下さい。

弔電の例文と、注意点

一般的な弔電の例文には、「ご逝去を悼み、心よりお悔やみ申し上げます」「ご訃報に接し、心よりご冥福をお祈り申し上げます」「ご生前のご功績を偲び、謹んで哀悼の意を表します」などがあります。遺族の友人や知人という立場で弔電を送る際は、敬称の使い方に注意しなければなりません。故人が受取人の母ならば「ご母堂様ご訃報に接し、心よりご冥福をお祈り申し上げます」といった形にします。故人が受取人の父の場合、上記例文の「ご母堂様」の部分を「ご尊父様」に変えれば問題ありません。

仕事の取引先関係者などに送る弔電には「会長様のご訃報に接し、弊社社員一同、衷心より哀悼の意を捧げます」といった例文があります。ここに挙げた弔電の例文はごく一部であり、他にも様々なメッセージが考えられます。故人に合わせたメッセージにすれば良いのですが、最低限のマナーを守ったものにしなければなりません。まずは忌み言葉を避けて下さい。死や苦しみを表す言葉はもちろん、重ね言葉や繰り返しを連想させる言葉も使うことができません。

重ね言葉には「たびたび」「いよいよ」などがあり、「再び」「次に」などが繰り返しを連想させる言葉にあたります。これらは不幸が重なることや繰り返すことを連想させるため、避ける必要があるのです。他にも宗教によっては使えない言葉があります。例えばキリスト教では、「成仏」「往生」といった言葉が使えません。弔電を申し込む際は様々なシーンに適した例文が用意されているため、マナーを守ったメッセージにできるか不安な方はそちらを活用しましょう。

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