日比谷花壇のお葬式の実例について

日比谷花壇が施行した特徴のあるお葬式を紹介します。

日比谷花壇がお葬式の元請事業では、過去3万人以上のお客様の相談を受け、たくさんのお葬式のお手伝いをしてきました。
時代によって葬儀のスタイルや規模は変化しており、その時代ごとの傾向も見られます。
しかし、その中でも故人を偲ぶ気持ちというものは昔から変化はなく、施主であるお客様が考えるお葬式を実現するというサービスは一貫して続いています。

コロナ禍によって、お客様の故人に対する思いを実現する、ということだけでなく、各種感染対策や、遠方のお住まいの方や高齢の方への配慮という面を踏まえることも必要となり、会食をすることが少なくなり、葬儀をできるだけ小さく行う傾向が強まったことは事実です。
しかし、そういった中でも自分や家族の気持ちを伝えることができるお葬式、故人らしさを感じられる葬儀など「思いを表現するお葬式」は、今なお必要とされているのかと思います。

今回は、「思いを伝えることができた演出」をテーマに日比谷花壇のお葬式の過去の実例を紹介していきたいと思います。
是非、参考にしてみてください。

故人の象徴を飾った花祭壇を作る

花祭壇は、すべてオーダーメイドが可能で、パンフレットに掲載してある花祭壇ではなく、自分自身の思いを形にすることができます。打ち込んでいたもの、好きなスポーツ、仕事など、様々な形を表現してきました。

ラグビー部だった方の花祭壇。ラグビーボールが花祭壇のシンボルとなっています。
趣味のゴルフをイメージした花祭壇。祭壇の中にゴルフコースを作っています。

写真やスライドとともに思い出を振り返る

思い出の写真は飾るだけでも故人に思いを馳せることができますが、喪主様自らが、写真の思い出をお話されることで、より愛情が伝わってくる演出となります。

たくさんの写真とともに喪主様が自ら思い出を振り返りました。
写真を編集し、スライドショーにすることで、会葬者全員が思い出をシェアすることができます。

故人に向けたメッセージを寄せ書き風に

会葬者の方々が故人への思いを伝えるため、焼香や献花だけでなく、何かメッセージを残す、ということを多くの方が行われています。寄せ書き風にボードに書いたり、結婚式のように小さなメッセージカードに一言書いていただくなど、様々な演出がありました。

卒業式のような寄せ書きの台紙にメッセージを書いてもらいました。皆さまの故人への思いがびっしりと書かれています。
写真とメッセージカードを控室の一角に飾っています。お葬式とは思えない可愛らしい場所になりました。

故人が好きだった曲を演奏する

音楽、聴覚もまた故人を偲ぶために大切な要素となります。演奏者を手配し、故人が好きだった曲などを演奏することで、会葬者の心に残る演出となります。

バイオリン・チェロなど弦楽器の奏者による生演奏。

故人の思い出を語る懇親会場を作る

お葬式には、故人と向き合う時間を作るとともに、悲しみだけでなく、感謝や楽しかった思い出などを会葬者とともに語り、分かりちあうという役割もあります。懇親会場を作ることで会葬者の方々に感謝の気持ちを伝えることもできます。

広いご自宅を懇親会場に変えおもてなしをした実例です。華やかな故人らしいお別れとなりました。
待合室に、軽食などを用意し式の前後に談話をしていただく場所を作りました。故人が生前可愛がっていた猫をモチーフにしたクッキーを用意するなどしています。

まとめ

いかがでしたでしょうか?こういった実例は、日々我々が提案するだけでなく、お客様自身の発案によって実現されるものも多くあります。この事例のように大きなものではなくとも、小さな「らしさ」が思い出の残るお葬式になるきっかけにもなります。
家族や自分自身のお葬式はどういったものがよいか?などを考えていくきっかけになれば幸いです。

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