国技館でも施行!【お別れの会の会場や費用について】

九重親方のお別れの会は国技館

国技館でも施行!【お別れの会の会場や費用について】 class=
ウルフと呼ばれ戦いにおける姿勢や人柄で人気が高かった横綱千代の富士が2016年7月31日にすい臓がんで亡くなりました。
告別式は8月7日に墨田区にある九重部屋で営まれ遺族や関係者約1,000人近くが集まりました。九重親方の人気と人望の厚さがうかがえます。出棺後、霊きゅう車は直接火葬場には向かわず、多くのファンが待つ両国国技館に立ち寄りました。国技館の前を通り過ぎる際、約5秒間のクラクションが響き渡るとファンは一斉に「ありがとう!」と声をかけ、早すぎる死を悼んだのです。
葬儀とは別に相撲ファンも参列できる「お別れ会」の会場も、もちろん両国国技館です。歴代の横綱の中でも1、2を争う強さで多くのファンを魅了し何度も優勝を果たした千代の富士。国技館でのお別れ会は、関係者やファンにとって各々の記憶に残る千代の富士の一戦が鮮やかに瞼に浮かべることのできる、その死を悼むに最適なロケーションといえます。主催は九重部屋後援会となっています。

有名人のお別れの会の会場は?

お別れ会を行うのは著名人や企業に功績のあった重役等というイメージを持っている方も多いかもしれません。
有名人では2015年に93歳で亡くなった漫画家水木しげる氏が東京の青山葬儀所で「お別れ会」を営んでおり、遺族や関係者だけでなく多くのファンも列席した総勢約8,000人の大規模な会が印象的です。
2014年には俳優の蟹江敬三さんが同じく青山葬儀所で「お別れ会」を営み約700人が参列した事が話題になりました。また同年にタレントのやしきたかじん氏がリーガロイヤルホテル大阪で「お別れ会」を開いています。
遺族や関係者以外にファン等人数が特定できないお別れ会では大規模な葬儀場やホテル等を借り切るケースが多いです。
また葬儀の様に堅苦しいルールに縛られる事なく自由なスタイルで故人を偲ぶ事ができる点がお別れ会を営む理由なのかもしれません。故人によって繋がった縁を結び直したり新たに縁を結ぶ場所でもあり、故人との思い出を一緒に語れる場です。

一般の方のお別れの会の会場は?

お別れ会は著名人や企業の功績のあった重役達だけとは限りません。勿論一般の方でも問題なく執り行えます。
会場は青山葬儀所のように大規模葬儀場ばかりではなくホテルや一般の葬儀式場が個人でも利用可能です。問題は自由なスタイルな為に主催者側が細部に至るまでプランニングしなければならない点が挙げられます。祭壇の花や料理・席の配置・受付等細かい部分はキリがありません。
細かい部分までキチンとプランニングさせたい時は社葬や偲ぶ会を専門にした葬儀社を利用すると便利です。会場の手配も確実に采配してもらえて祭壇のオーダー等要望に沿った自由なスタイルを演出します。ノウハウがあるだけでなく過去の事例を参考にできるので「どんなお別れ会にしたいか悩んでいる」主催者でも問題なく世話役を引き受ける事が可能です。
ホテルの中には焼香や遺骨の持ち込み・読経不可の場合もありますので、会場選びは相談できる専門家が必要になります。

一般の方のお別れの会の会場の費用の相場は?

著名人の大規模なお別れ会では招待客1,000人クラスで約2,000~3,000万円の費用がかかります。では一般の方のお別れ会ではどの位の費用が必要になるでしょうか?葬儀と違って宗教家への謝礼を必要とせず、基本的に会場代と飲食代が必要となります。
お別れ会の費用は他に会場装飾代・生花祭壇代・献花代になり、参加人数や其々のランクによって費用が大幅に変わってきます。相場感覚を掴みたい時は会費制にした場合に招待人数に平均会費約1万円をかけた総額に少し足した金額を予算と考えると良いです。
足す金額をどの程度増やすのかは主催者側の経済状況にもよりますので、見積もりを依頼している葬儀社に相談してみます。必ず明朗会計の葬儀社に依頼し、お別れ会が終わった後の請求が見積もりと全く違っていたなんて事にならない様に注意が必要です。葬儀社のサイトで無料見積もりしてもらえる場合もあるので試してみても良いかもしれません。

お別れの会の会場探しができるサイト: お別れナビ

この記事を書いた人

株式会社日比谷花壇 
フューネラルプロデューサー
金澤 和央(カナザワ カズオ)
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